この「7つの習慣」という本は、スティーブン・R・コヴィーによってアメリカで1989年に出版、日本では1996年に出版されました。
販売部数は全世界で4000万部、日本では240万部を突破し、長い間で世界の人々に読まれ続けられたビジネス本です。
この本の内容をもとに、世界の147か国の企業での研修プログラムとして展開されています。
日本でも本屋に立ち寄ると、ビジネス本コーナーでは必ずと言っていいくらい見かけると思います。
実際に本を読んだ人、まだ読んでいなくて興味のある人にもぜひ挑戦してみてください。
※ネタバレが嫌な人はここでブラウザバックしてください。
本書における「習慣」とは、次のうちのどれか?
- 知識・スキル・意欲
- 行動・犠牲・我慢
- 相互・成長・成功
本書を理解するのに重要な「習慣」の部分になります。
1の知識・スキル・意欲です!
◇知識
何をするか、なぜそれをするのかという問いに答える論理的なパラダイム
◇スキル
どうやってやるかを示す
◇意欲
それをしたいという動機
人生において効率的な習慣を身に着けるには、この3つがすべて必要です。
どれか一つでも欠けてはいけません。
例えば、他人と上手くコミュニケーションを取りたいと思っていても、なぜ必要か理解できなかったら習慣としてなりません。
また、理解できていてもどのようにコミュニケーションを取ればいいかスキルが無ければこれも習慣に結び付きません。
さらに、スキルがあってもこのようなコミュニケーションを取りたいと思わなければ習慣として身に付きません。
本書の「成長の連続体」を導くプロセスとして適切なものは?
- 自立 → 依存 → 相互依存
- 依存 → 自立 → 相互依存
- 相互依存 → 依存 → 自立
2の依存 → 自立 → 相互依存です!
赤ちゃんとして100%依存した状態から人生が始まる。その後に肉体的や精神的、経済的に自立をしていく。やがて、成長・成熟していくと、社会を含めた自然界のすべての生態系と相互依存していることに気づいていく。
このプロセスこそが自然の成長であり、本書の「7つの習慣」を理解するための基盤となります。
最も重要なのは相互依存であり、自立よりもはるかに成熟した状態と著者は述べています。
第1の習慣はどれか?
- 主体的である
- 具体的である
- 単体的である
1の主体的であるです!
◇主体的であることの本書での定義
自発的に率先して行動することだけでなく、自分の人生の責任を引き受けることを意味する
例えば、反応的な人の場合では、天気が良ければ気分が良くなる。しかし、天気が悪ければ気分はふさぎ込んでしまう。
反応的な人は周りの環境によって自分が影響をうけることとなる。
一方で、主体的な人の場合は、自分の中で天気を持っており、雨が降ろうが照ろうが関係なく、自分の価値観で行動をする。
主体的な人は自分の価値観によって環境など関係なく行動する。
なので、「今日の私があるのは、過去の選択の結果だ」という考え方が主体的であることにより、自立というものが成長していく。
第2の習慣はどれか?
- 終わりを思い描くことから始める
- 始めの一歩が大事
- 成り行きで始める
1の終わりを思い描くことから始めるです!
◇終わりを思い描くことから始める
すべてのものは二度つくられるというものが原則である
つまり、
すべてのものはまず、頭の中で想像され(知的創造)、次に実際にかたちのあるものとして創造される(物的創造)という2つの創造がものとして存在する。
この原則は、すべてのものに当てはまるので人生においても例外ではありません。
「どのような人生を送りたいか」というものが知的創造であり、「このような人生を送っている」というものが物的創造ということになります。
なので、知的造像が他人に決められたものではあなたの人生は他人のものになってしまいます。
第1の習慣での「主体的であること」は、自分自身の人生どのように送るかという創造主であることに繋がり、第2の習慣である「終わりを思い描くことから始める」というのが知的創造へと繋がっていきます。
第3の習慣はどれか?
- 選択肢の幅を広げる
- 最優先事項を優先する
- 行動から始める
2の最優先事項を優先するです!
◇最優先事項を優先する
第2の習慣で思い描いたビジョンをかたちのあるものとしての物的創造の習慣
効率的に物的創造をするためには、効果的なセルフ・マネジメントを行う必要があります。
セルフ・マネジメントを効果的に行うために、「最優先事項を優先すること」が重要となります。
この優先事項でマネジメントできる人は、哲学に従い、正しい原則、自分の価値観、最も重要な目的、より上位の目標、その目的を象徴する人を手本にして行動します。
つまり、自分の内面の奥深くにある価値観とその源に従い、感情や衝動、気分に流されず、自分の価値観を優先できる意志と誠実さを持っています。
感情を抑え、最優先事項を優先するためには、第2の習慣で明確な方向感覚と価値観を身に着けることが必要です。
そして、優先する必要のない物事に「ノー」というためには、第1の習慣「主体的である」で成長した自分の中に燃えるような「イエス」が必要です。
このように、第1の習慣、第2の習慣、第3の習慣が繋がっていきます。
第1の習慣、第2の習慣、第3の習慣は?
- 公的成功をもたらす習慣
- 私的成功をもたらす習慣
ここまでの習慣はどちらの成功に当てはまるでしょうか…
2の私的成功をもたらす習慣です!
これらの3つの習慣は依存から自立へと成長するための習慣です。
つまり、人格の成長に不可欠な私的成功をもたらす習慣です。
ますは、私的成功が先でそのあとに公的成功の順序で、逆にはできません。
あくまでも、インサイド・アウト、内(私的成功)から外(公的成功)にということです。
最後に…
ここまでは、私的成功をもたらす習慣についてクイズを出しました。
次回は、公的成功をもたらす習慣についてのクイズを作成したいと思います。
最後までありがとうございました!!