投資をされている方々はご存じでしょうが、現在の株式市場は上昇一辺倒というわけにはいかなくなっています。
今までは上昇相場がかなり続いていまして、2020年でのつみたてNISA対象の投資信託はすべてプラスになっていました。
ただ、世界の株式市場を大きく占めるアメリカでは、テーパリングの議論など株式市場に不安を与える事柄などが増えてきて、相場が不安定となっています。
ここでは、改めてリスクに対してしっかりと考え直す機会が重要ではないかと思います。
今回は、リスクの適正な取り方について考えていきたいと思います。
リスクについて
投資の世界でのリスクは、「どのくらい価格が上下にブレるか」です。
リスクが大きいものは、ブレる幅が大きいです。
大きなリターンを得られるかもしれないが、大損することもあるということです。
つまり、「ハイリスクハイリターン」です。
逆にリスクが小さいものは、ブレる幅が小さいです。
リターンは小さいかもしれないが、大損をしにくいということです。
つまり、「ローリスクローリターン」です。
リスクは損が大きいこととは同じようなことですが、変動幅が大きいことと考えます。
このようなことがあるため、リスクとリターンは表裏一体ということになります。
リスク許容度について
上昇相場の時は、株を買えば上がっていくのでどんどんお金を投資に回していきたくなります。
気持ちはめちゃめちゃわかります!
買えば買うほど資産が増えていくのは気持ちがいいです。
ただし、生活費や緊急時に必要なお金が投資に回っていたりはしませんか?
そのまま、上がってくれれば問題ありませんが、大きく値が下がってしまったら家計に大きなダメージが入ってしまいます。
このことは、避けなければいきません。
投資に回すお金は生活費や緊急時のお金以外の余剰資金で行うことが、投資の将来の見通しへのリスクヘッジとなっています。
つまり、「生活するのに必要なお金は手元に置いておき、余ったお金だ投資をしよう」という話です。
この余った投資に回すお金(以下余剰投資資金とします。)が大きければ大きいほど、リスク許容度は高いということになります。
逆に余剰投資資金が少ない人ほど、リスク許容度は低いということになります。
このリスク許容度は、様々な要因によって変わっていきます。
年齢:若いほど大きくまる(老後資金を作る時間があるため)
収入:多いほど大きくなる(余剰投資資金を多く作りやすいため)
投資歴:長いほど大きくなる(投資の相場感や乱高下の経験をしているため)
生活費:低いほど大きくなる(余剰投資資金を作りやすいため)
最後に
株式市場は、上昇相場が続いており、どうしてもたくさんの資金を投資に回さないとむしろ損してしまうと思っている方も少なからずいらっしゃったと思います。
このリスク許容度の範囲内で投資をされている方は問題はないと思いますが、範囲外で投資をしていらっしゃる方もいたかもしれません。
リスク許容度の範囲外で投資をして、投資の世界から脱落しないよう一緒に頑張っていきましょう!
最後までありがとうございました!!